抗がん剤治療

支援員Kです。施設に入居中のS様のお話です。

S様は内縁の夫と2人暮らしでしたが、ご主人が亡くなられ、ご自身も直腸がんがみつかったため施設に入居されました。お子様はいらっしゃらず、ご兄弟も既に亡くなられているため身寄りがない方です。

現在、月に一度1泊2日で入院し、抗がん剤治療を受けていらっしゃいますので、きずなの会は受診の付添い支援をしています。病院受診だけが唯一の外出なので必ず売店に寄って雑誌等を購入し、診察までの長い待ち時間をご本人なりに楽しんでいるように見えます。

診察の検査結果説明で、毎回癌の数値が悪くなっていると聞くたびに不安そうなお顔をされます。10回目の抗がん剤治療では、医師から副作用が強く出る薬に変更する提案がありました。S様は悩みながらも「先生にお任せします」と言われ診察室を出ました。待合室で不安そうに下を向いているS様にかける言葉が見つからず、少しでも笑顔になってもらえたらと、たわいもない色々な話をしました。

S様の不安を少しでも取り除けるように、きずなの会はこれからも寄り添った支援を続けていきます。

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